不動産オーナーは常識力が試される!?
2016/02/12
近年、たくさんの事件や事故が起こっています。
賃貸マンションでの殺人など、
どこにいても安心できないと感じている方も多いでしょう。
賃貸マンションで、私が昔経験した珍事件があります。
今のマンションの前に住んでいた部屋なのですが、
トラブルが多く身の危険を感じて引っ越しを決めました。
看護師の仕事を行っているため、日中は仕事か寝ているかのどちらかです。
ある日夜勤明けから帰り、
寝ているとたくさんの人の話し声が聞こえてきました。
そのため2時間も睡眠をとれていないのに目が冴えてしまったのです。
ベランダから声のするマンション入り口を見ると、
パトカーが止まっていたのです。
後日隣人の方から聞いた話では、
同じ階の住人同士が揉めて警察まで出てくるほどだったというのです。
ことの発端は1本の傘です。
今のマンションの場合、私物は全て室内に、
という暗黙のルールがあったのですが
当時のマンションは濡れた傘を部屋に入れたくないという方が多く
玄関のドアの前に傘をかけている人が多くいました。
私も経験があるのですが、傘に引っかかって転んでしまう危険があるのです。
その時のトラブルも、共用部分に傘を放置していたことから
住人の方が怪我をしてしまい、
治療費等を請求したところ手を出し合う喧嘩になったようです。
マンションの場合、
隣人にどんな人が住んでいるのかわからないことが多いですよね。
今では一人暮らしの場合引っ越しのご挨拶をする方も少ないのです。
そのため、顔見知りでもなんでもない他人によって怪我をした、
迷惑がかかった場合遠慮なしに強い口調で苦情を入れてしまう方が多いのです。
自分の中での「当たり前」が万人にとっての「常識」とは限りません。
マンション一棟を購入した際には、
そのマンション自体の管理を自分が行う必要があります。
その際、もしもに備えて小さなことでも
ルールとして規制をかけなければいけない場合があるのです。
不動産オーナーはトラブルが起こった際に対処しなければいけません。
今後どのように解決するのかだけならまだいいですが、
大けがに繋がった、一人の住人の迷惑行為のせいで
多数の退去希望者が出てしまうことは避けなければいけません。
そのため、トラブルが発生してしまう前に
トラブルが起こらない環境づくりを
徹底してつくりあげなければいけないのです。